子どもが成長するにつれて、子どもに合う学習方法がわからない!と思う親は多いのではないでしょうか。
興味の移り変わりが激しい時期に適切なサポートがないと、子どもの興味や挑戦の意欲が満たされずに、消極的になってしまうかもしれません。
学習サポート方法のひとつとして、自宅でも手軽に遊べる暗記カード(学習カード)がおすすめです。
暗記カードを使うことにはこのようにたくさんのメリットがありますので、ぜひ活用してみてください。
我が家では2歳と0歳の年子を育児中ですが、2人とも暗記カードには興味深々で取り合いになっています。
この記事では、簡単に手作りができるようにテンプレートと作成手順を公開しています。
また、よくある暗記カードとは異なり、プログラミングに関わる知識をつけてほしいと思い、論理演算を表すベン図を用いています。
この記事を読むことで、プログラミングに関わる知識をつけるための暗記カードを簡単に作ることができますよ。
論理演算やベン図について
当記事では、子どもに対して何かプログラミングに関わるもので、カードを用いて視覚的に見せられるものがないかと考えたときに論理演算を表すベン図がいいなと思いついたことで扱っています。
その言葉自体の学習を深めるためではなく、まずは視覚的に興味を持ってほしいという願いで作っているため、言葉の意味や役割についての詳細は割愛します。
詳細に興味のある方はそれぞれ調べてみてくださいね。
暗記カードのテンプレート
A4サイズの紙に印刷すると、1枚につきA6サイズのカードを4枚作ることができます。
カードは7種類+ブランクの8枚で、それぞれのカードのキリトリ線があります。
穴あけのためにカードの右側に余白があります。
- AND
- OR
- NOT
- NAND
- NOR
- XOR
- XNOR
- ブランク
PDFとPNGの2つをご用意しました。
印刷環境に合わせてご使用ください。
論理演算・ベン図の暗記カードの作成手順
実際にテンプレートを使って暗記カードを作成する手順を紹介します。
なお、カードを作るための一例ですので、テンプレートを直接厚みのある紙に印刷してもよいです。
カードの切り方や貼り付け方についても、作成される環境に合わせて材料や道具を変更してみてくださいね。
材料・道具の準備
それぞれ材料や道具を準備します。
テンプレートは紙に印刷しておきましょう。
- ボール紙(厚紙) 2枚
- 印刷した暗記カードの紙 2枚(7種類+ブランク)
- 両面テープ
- はさみ
- 穴あけパンチ
- リング
ちなみに、ボール紙は厚み0.73mm、サイズ213mm × 300mm(A4サイズより、たてよこ3mm大きいサイズ)のものを使用しています。
強く力を加えると折れ曲がるくらいの強度なので、ハサミで切ることが可能です。
また、穴をあける場合にもあまり厚みが無い方があけやすいです。
A4サイズぴったりよりやや余裕がある方が、印刷した紙を貼りやすいですよ。
両面テープは、15mm幅のものを使用しています。
暗記カードの紙裏面に両面テープを貼る
印刷した紙の裏面に両面テープを貼ります。
テープは、それぞれカードの上下にあたるところ4ヶ所に貼りました。
もちろん縦にも貼ってもよいです。
ただ、縦にも貼るとボール紙に貼り付けるときにヨレやすくなってしまうため、今回は横のみにしました。
カードとして使うには特に問題ありませんでした。
ボール紙に印刷した紙を貼り付ける
両面テープを剥がして、印刷した紙をボール紙に貼り付けます。
写真のように、端に余裕を持たせた状態で合わせると貼りやすいです。
なお、ボール紙のサイズはA4よりやや大きいため、多少曲がっても問題ありません。
線に沿って紙をハサミで切る
貼り付けた紙とボール紙をはさみで切ります。
テンプレートにはA6サイズ(4等分)に切れるように十字に点線を入れています。
十字の点線のとおりに切るとこんな感じです。
カードの四つ角を丸く切る
ボール紙の角は当たると危険なため、すべてのカードの四つ角をはさみで丸く切ります。
角にはさみを当てて、はさみを動かすよりも紙を動かす方が丸く切りやすいです。
鋭い角を落とすのみで、まん丸にする必要はありません。
四つ角を丸く切るとこんな感じです。
(必要であれば)カードに穴をあけ、リングをとおす
まとめておきたいときに便利なため、穴をあけてリングを通します。
もちろん、そのままでもカードとしては使えるので、この手順はお好みで。
今回は丸型のカラビナにしました。
なお、暗記カードとしては裏面に説明を書き入れて使うとよいです。
裏面にはMIL論理記号を貼ろうとしています。
テンプレートを作成したら、また同じように公開します。
完成!
すべてのカードをリングにとおせば完成です!
なお、少しリングが小さかったので、8枚通すとぴったりでした。
さいごに
カードにイラストや図が描かれている暗記カードは、子どももゲーム感覚で学習することができる便利なツールです。
また、紙があれば手軽に作ることができます。
今回は、プログラミングに関わる知識をつけてほしく、ベン図の暗記カードを作成しました。
読んでいただきありがとうございました。