国立科学博物館の親と子のたんけんひろば「コンパス」が気になっている方も多いのではないでしょうか。
2歳の子どもでも楽しめるのか、料金や時間・設備など事前に知っておきたいことがたくさんあります。
今回、私は「コンパス」に2歳の子どもを連れて行きました。
この記事では、チケット予約方法から、アスレチックで遊んでいる様子や展示物の詳細を写真つきで紹介します。
この記事を読めばきっと、事前準備から実際の過ごし方まで安心して計画ができますよ。
親と子のたんけんひろば「コンパス」とは?
「コンパス」は主に親子を対象とした展示室です。
国立科学博物館の地球館3階にあります。
主に4〜6歳児向けとされていますが、0歳から小学生の子どもと保護者が利用可能です。
実際に、2歳の子どもでも十分に楽しむことができました。
また、展示室内は親子でコミュニケーションを促すことを目的とした工夫がたくさん施されています。
基本情報
住所 | 〒110-8718 東京都台東区上野公園7-20 国立科学博物館 地球館3階 GoogleMap |
電話番号 | 03-3822-0111(代表) |
アクセス | ・JR上野駅(公園口):徒歩5分 ・東京メトロ銀座線・日比谷線 上野駅(7番出口):徒歩10分 ・京成線 京成上野駅(正面口):徒歩10分 |
利用時間 | 10:00~15:45(1日5回 完全入れ替え制) ①10:00〜10:45 ②11:00〜11:45 ③13:00〜13:45 ④14:00〜14:45 ⑤15:00〜15:45 |
定員 | 各回60名 |
公式サイト | https://www.kahaku.go.jp/learning/compass/index.php |
予約サイト | ART PASS https://art-ap.passes.jp/user/e/compass |
利用料金
予約には必ず保護者1名が必要で、保護者1名につき子どもは最大3名までです。
また、別途国立科学博物館への入館料が必要(一般・大学生630円、高校生以下・65歳以上は無料)です。
対象者 | 料金(1人あたり) |
保護者・中学生以上 | 300円(税込) |
2歳〜小学生 | 300円(税込) |
0歳〜1歳 | 無料 ※要予約 |
障害者の方 | 無料 ※要予約 |
展示室内のルール
子どもたちが安心して楽しむためのルールがあります。
加えて、入室前にもスタッフによる説明がありますので確認しておきましょう。
展示室利用の流れ
コンパスの利用は、各回45分間の完全入れ替え制です。
- 予約時間の5分前に受付前に並ぶ
- 受付でチケットを提示する
- 靴を脱いで入室する
- 好きなエリアで遊ぶ
- 利用終了時刻になったら退室する
なお、終了時刻10分前・5分前にアナウンスがありました。
展示室内の様子
かはくのまどエリア
展示室内で目を引く大きな3階建てのアスレチックです。
いろんな場所からハシゴやネット、クライミングでのぼることができます。
また、中に入ると吊り橋やトンネル、すべり台もあります。
なお、動物の剥製もたくさん見ることができます。
かはくのこまどエリア
剥製が置いてあるスペースに小さな窓があります。
この窓から覗いて動物の剥製をより間近で見ることができます。
ワークショップエリア
親子で一緒に工作やお絵描きを楽しめるエリアです。
引き出しの中には、塗り絵や点むすびができるシートがたくさん入っていました。
なお、毎週水曜・土曜・日曜の13:00と14:00の回は、スタッフさんによるワークショップも開催しています。
ライブラリ
たくさんの絵本や図鑑が読めるエリアです。
また、周辺には座ってゆっくり読めるクッションスペースもありました。
マグネットウォール
壁一面にマグネットを使ったパズルが楽しめるエリアです。
みるみるテーブル
お花や虫、魚の標本を見ることができるエリアです。
なお、標本を観察するための虫めがね、カメラ・モニターが用意されていました。
「コンパス」チケット購入方法
コンパスに入室するには日時予約とチケット購入が必要です。
チケット予約サイト:ART PASS
ART PASSでチケットの予約・購入ができます。
なお、空席がある場合は各回の開始時間から10分後までチケット購入が可能です。
https://art-ap.passes.jp/user/e/compass
また、会員登録をしておくとチケット購入時の情報入力がスムーズになります。
チケット販売開始時期
毎月1日の正午に翌月分の予約がスタートします。
なお、土曜・日曜はすぐに予約が埋まります。
ちなみに、11月1日の17時頃には土曜・日曜の午前の回はすべて埋まっていました。
また、午後の回も残りわずかでした。
そのため、できれば正午になった直後に予約することをおすすめします。
「コンパス」入室前の準備
準備1:入口すぐに総合案内所
国立科学博物館の入口に入ってすぐ総合案内所があります。
質問があればスタッフさんに尋ねておきましょう。
準備2:荷物は預けて身軽に
展示室内を動き回ることになるため、身軽な状態で入室するのがおすすめです。
コンパスの入口付近にはコインロッカーがあります。
また、コンパスの室内にも靴箱の上に荷物棚があります。
準備3:ベビーカー置き場について
コンパスの入口前には、ベビーカー置き場があります。
なお、十分な広さがあり置き場所には困りませんでした。
準備4:ベビールームについて
コンパスがある地球館3階フロアには、授乳スペースとオムツ替え台があります。
0歳児も連れていっていたので、急なお世話に対しても安心して過ごすことができました。
2歳の45分間の遊び方
実際に2歳の子どもが「コンパス」で遊んだ様子を紹介します。
また、時間配分は次のとおりです。
- アスレチック:30分
- 動物の剥製観察:5分
- 植物・虫の標本観察:5分
- ワークショップエリア:5分
アスレチック:30分
45分間のほとんどをアスレチックで遊んでいました。
ちなみに、待ち時間が長くてグズり始めていたところでした。
ですが、周りの子たちが遊び始めたのを見てパッと表情が明るくなり、嬉しそうに走り出しました。
2階に上る
アスレチックを上るには、ハシゴやクライミング、ネットなどがありました。
階段を上り下り
さらに、アスレチックを階段を使って上ります。
動物の剥製には目を向けず、2歳児はとにかく動き回っていました。
不思議な鏡
また、不思議な鏡も足を止めて見ていました。
足がびよ〜んと伸びて見えたり、自分が逆さに見えたり、普段と違う鏡の様子に興味津々でした。
動物の剥製観察:5分
展示室内にはいろんな場所に動物の剥製があります。
特に、透明な床の下にいるワニに興味を示していました。
ただ、アスレチックに夢中になっていると、剥製に気づかない様子でした。
そのため、剥製を見つけるたびに声をかけていました。
虫や植物の標本観察:5分
アスレチックの遊びが落ち着いたときに、声をかけて一緒に見に行きました。
始めは標本の仕組みやよくわかっておらず、「開けて!」とお願いされて少し困りました。
まずは、虫めがねの使い方を教えると嬉しそうに覗いていました。
また、カメラの前に置いてモニターで見るのは興味深々でした。
ワークショップエリア:5分
ワークショップエリアのたくさんの引き出しが気になったようで、少し遊びました。
ただ、ワークシートを選んで机に座ったものの、やらずにすぐ移動してしまいました。
手を動かすよりも体を動かしたい様子でした。
45分間がちょうどいい!
我が家の2歳児は、30分を過ぎたあたりから若干、疲れが溜まってきている様子でした。
(集中力が切れて、グズりやすくなっていました)
そのため、45分間はちょうどいいなと感じました。
また、子どもも満足していたためかスッと靴を履いてくれてスムーズに出ることができました。
大人も一緒に遊ぶときの注意点
今回、「コンパス」で一緒に遊んで感じた大人の注意点をまとめました。
注意点1:アスレチック内は中腰が続く
アスレチックは子ども向けのサイズです。
そのため、一緒に中に入ると中腰での移動が続きました。
また、トンネルは四つ這いでくぐりました。
この体勢が予想以上に疲れてしまったので、パパとも何度か交代しました。
注意点2:パンツスタイル推奨
アスレチックは、はしごや吊り橋にすべり台と、アクティブに動くことが多いです。
そのため、パンツスタイルがおすすめです。
注意点3:スマホは肌身離さず
遊んでいる子どものシャッターチャンスはたくさんあります。
そのため、アスレチックで遊ぶときにスマホを落とさないように注意しましょう。
なお、リュックを背負っていたり、スマホショルダーを使っている人が多い印象でした。
地球館の屋上でひと休み
コンパスで遊んだ後は、屋上で一息つくのがおすすめです。
11時頃に行きましたが、テーブル席にも座れてゆっくりできました。
なお、屋上は飲食可能なため、食事している人も多くいました。
ハーブガーデンで自然を楽しむ
周りにはベンチもあり、ゆっくりと自然を楽しむことができます。
スカイデッキで景色を楽しむ
上野の景色が広がり、親子で楽しむことができます。
晴れていたのでスカイツリーもよく見えました。
エレベーター利用時は注意
屋上にはエレベーターが1機のみでした。
なお、利用する際はやや混雑しており5〜10分ほど待ちました。
そのため、時間には余裕を持っておくことをおすすめします。
まとめ
親と子のたんけんひろば「コンパス」は、2歳の子どもでもしっかり楽しめる場所でした。
また、今後も成長に合わせていろんな遊び方を見つけられると感じました。
ただし、土曜日曜のチケットは早めに埋まるため注意が必要です。
ぜひ、事前の準備を整えて遊びに行ってみてください。
読んでいただきありがとうございました。