育児中の引越しは、多くの手続きを同時に進めなければならないため、本当に大変です。
特に、子どものお世話をしながら引越し準備を進めるとなると、何から手を付けていいのかわからない状態になってしまいます。
私は上の子が1歳、下の子が生後4ヶ月のときに東京23区内で引越しを経験しました。
この記事では、実践した引越し準備の工夫やスケジュールを具体的に紹介します。
この記事を読めば、赤ちゃん連れでも引越しをスムーズに終わらせるためのヒントが得られます。
また、引越しを控えている育児中のママ・パパに安心感を与えられたら嬉しいです。
はじめに
引越しのきっかけ
2人目の子どもが産まれ、そのとき住んでいた部屋が手狭になりました。
また、マンション築年数は30年以上だったため、不便なことが増えてきたときでした。
- 水道管劣化による床下漏水
- 備え付け家具の扉が外れて落下
- 風呂場の古い床石タイルが破損
このように設備の不具合が頻発したこともあり、引越しを考えました。
引越し完了までのスケジュール
私たちが引越しを決断したのは、上の子が1歳、下の子が生後4ヶ月の頃です。
ちょうど通っている保育園の近くで、希望に合う物件に空きが出たタイミングでした。
同じ23区内の距離が短い引越しでしたが、それでも準備と当日の段取りに苦労しました。
また、2月〜3月のまだ肌寒い時期だったため、服装にも気を配る必要がありました。
- 12月末賃貸物件申込
- 1月賃貸契約完了
- 2月新居の内覧
- 3月引越し
- 4月旧居の精算完了
このように、賃貸契約完了からの約2ヶ月間で引越し準備をしました。
赤ちゃん連れ引越し準備のポイント
ポイント1:業者とはメール連絡にする
特に0歳児がいるとお世話で手が離せず、電話に出られないことが多いです。
私は、不動産屋の担当者に事情を説明して、なるべくメールでのやり取りをお願いしました。
また、メールなら内容も確認しやすく記録として残せるため、後で振り返る際も便利です。
ただし、返信が遅くなると契約等の手続きにも影響が出ます。
そのため、メール受信した当日中に返信をするか、先に要点は電話で伝えておくなどして、支障が出ないようにしていました。
ポイント2:ベビー用品も見積りする
引越しの見積もりで、料金シミュレーションはよく目にすると思います。
大手の引越サイトでも、段ボールで梱包できないサイズのベビー用品はシミュレーションに含まれていないことが多いです。
そのため、事前にこれらの荷物も含めて見積もりしてもらうよう、念押しするのが大事です。
実際に我が家で見積もりに含めたベビー用品です。
また、次のポイントに挙げるように不要となったベビー用品もあります。
ポイント3:不用品回収をすぐ手配する
今回は新しい住居に合わせて、ベビー用品や家具家電の買い替えをしました。
- ベビーバス
- ベビーサークル
- 大判ジョイントマット
なお、育児中の引越しでは、予想以上に不用品が多く出る可能性が高いです。
これらを自分たちで処分するのには非常に手間がかかります。
実際に我が家では、古くなった家電や自転車などの不用品が多く出ました。
また、いろんな物を処分することで衣装ケースや小さな棚などの収納用品も不要になりました。
そのため、なるべく早く不用品回収業者を探して依頼することをおすすめします。
不用品回収業者に依頼することで、粗大ゴミの処分手続きや搬出作業の手間を省くことができます。
ポイント4:荷造りは効率を重視する
子どもの相手をしながらの荷造りは、とにかく時間との戦いです。
遊び用の段ボールを用意する
我が家では、段ボールは大小合わせて40枚ほど使用しましたが、その様子を見て1歳児がはしゃいで遊び始めてしまいました。
なので、事前に遊び用の段ボールを1〜2箱組み上げて渡しておくことをおすすめします。
引越し作業用と区別することで、準備をスムーズに進めることができました。
ノック式のペンを使う
また、使用するペンはノック式がおすすめです。
ノック式であれば、子どもがキャップを触ったり、なくす心配を減らすことができます。
主に段ボールの中に入れている物を書くために使いました。
そのため、作業する大人の人数分の本数を購入しておくと捗ります。
ポイント5:冷蔵不要の食事を準備する
引越は朝早くから始まるため、前日には冷蔵庫のコンセントを抜いておきます。
そのため、食事は冷蔵不要のものを準備することをおすすめします。
例えば、上の子にはおにぎりやサンドイッチなど、手軽に食べられるものを準備しました。
また、洗い物が出ないように紙皿や紙コップ、割り箸なども活用しました。
引越し当日のタイムスケジュール
なお、引越しは土曜日に実施しました。
- AM 2:00就寝
- AM 6:00起床・身支度
- AM 6:30朝食
- AM 7:00荷物の梱包・最終チェック
- AM 8:00荷物搬出開始
- AM 9:00荷物搬出終了
- AM 9:10旧居から新居へ移動
- AM 9:30荷物搬入開始
- AM 10:00荷物搬入終了
- AM 10:30祖父母が到着
- AM 11:00荷解き
- PM 1:00昼食
- PM 1:30お昼寝(上の子)
- PM 5:00夕食
- PM 7:00お風呂
- PM 8:00就寝(子ども)
- PM 10:00荷解き
- PM 11:00就寝
特に、子どもたちの食事や睡眠時間を意識しながら計画を立てました。
また、翌日以降も作業が続くため、大人も無理せず早めに寝ることが大切です。
赤ちゃん連れ引越しに役立つ工夫
工夫1:転居元の引き渡し日を延ばす
引越し当日に転居元の引き渡しをしないことを強くおすすめします。
当日は、引越作業に興味深々で動き回る1歳児と、常に抱っこが必要な0歳児がいる状態です。
また、前日まで荷造りに追われ疲労も溜まっていました。
その上で、とにかくバタバタしていて荷物の搬出・搬入と、すぐ必要なものの荷解きで精一杯でした。
そのため、家賃がかかっても1週間程度は延ばしておくと安心です。
実際に、転居元に関する作業は、引越し日の翌日以降に実施しました。
工夫2:新居の間取り図を用意する
引越し業者に対する搬入指示を行うときに役立ちます。
新居の間取り図を2〜3枚印刷しておくと説明しやすく、効率的に搬入ができました。
また、内覧時の採寸結果をメモしておくと、家具の配置が事前に決めやすくなりました。
工夫3:助っ人を呼ぶ
引越し当日は、祖父母2人を呼び、子どもたちのお世話をお願いしました。
その間に育児用品や寝具、風呂用品を優先して荷解きしました。
このように、子どもたちは誰かに見ていてもらい、一気に作業すると当日に必要なものの荷解きがスムーズにできます。
そのため、周りでサポートしてもらえる場合はお願いしておくことをおすすめします。
引越し後の住所変更リスト
基本的な手続き
引越しに必要な手続きは、各地自体の公式サイトなどでも確認することができます。
なお、オンラインで手続きできるものは活用することをおすすめします。
- 住民票
- 郵便物の転送
- マイナンバーカード
- 運転免許証
- 健康保険証
- クレジットカード
- 携帯電話会社
- ガス・電気・水道
- インターネットプロバイダ
- 勤務先
子どもに関する手続き
実際に我が家で実施した、子どもに関する住所変更のリストです。
忘れないように、期限や手続き場所などはリスト化しておくことをおすすめします。
特に、オンライン登録している住所は忘れがちなので要注意です。
- 保育園の登録情報
- 支給認定証(保育の必要性の認定)
- 乳児医療証
- 子どもの健康保険証
- 子どもの銀行口座
- 子どものマイナンバーカード
- 子どもの保険
- オンライン診療の登録情報
- ベビーシッターの登録情報
- 東京都018サポート申請情報
まとめ
年子育児中に引越しを行うとき、効率的に進めるためには事前準備と周囲のサポートが欠かせません。
今回の引越しでは、子ども2人のお世話をしながら約2ヶ月間で準備を終えることができました。
また、事前に必要な手続きをリスト化しておくことで、よりスムーズに引越しを進めることができました。
同じような状況にいる方々にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。
読んでいただきありがとうございました。